三菱エクリプスは、1989年に現地生産の北米専用モデルとしてデビュー。翌1990年に初めて輸入され、日本でも米国同様に好評を博したモデル。1999年3代目となったモデルに続き、翌2000年に設定されたスパイダーは、北米で三菱自動車を代表するスポーティモデルとして、その後2003年の東京モーターショーへ参考出品。ランプなどの灯火類や排出ガス仕様を日本の国内法規に適合させる一方、左ハンドルを含めた北米仕様の雰囲気を極力残すことで、ダイナミックなアメリカンテイストをもって生まれた。FF駆動の4シーターオープンボディ。エンジンは可変吸気機構付きのV型6気筒3L SOHC24バルブを搭載。最高出力196PS、最大トルク27.2kgmを発揮し、スポーツモード付きのINVECS-II 4速ATを組み合わせ、Dレンジにおいてはイージードライブ、スポーツモードを選択すればマニュアル感覚のシフト操作も可能とした。熱線入りリヤガラスとした電動式のオープントップは、サンバイザーを下げ、ラッチハンドルを解除した後、OPENボタンを押すと、自動的にトップが開き(同時にドアウインドウクォーターウインドウが下降)、収納される。ブラックを基調色としたスポーティなインテリアには、本革フロントパワーシートやInfinity製オーディオ及び7スピーカーの迫力あるサウンドシステムを採用。また、センターパネル上部に設置したセンターディスプレイ、ステアリングホイールのスポーク部裏側に設置したリモコンスイッチにより、運転時の視認性と操作性に配慮している。