1952年以来、基本設計はそのままに、46年間という長い歳月に亘って熟成を重ねられた三菱ジープ。このJ55型最終生産モデルは、ディーゼル直列4気筒OHVインタークーラーターボ(4DR5)を搭載、100馬力/22.5kg・mを発生する。サスペンションは、走破性や耐久性などの信頼度が高い、リジッドアクスル式リーフスプリング。パワーアシストのないステアリングは、オフロードでも大きな操作力を発揮でき、メーター類の視認性も妨げない435mmという大径ステアリングホイールとする。4速マニュアルのみの設定。最終生産仕様として、専用ボディカラー「ウラルベージュ」、専用幌生地、防錆強化仕様(中塗り塗装・アンダーコート)等を採用した。