21世紀の新たな消費スタイルへの適応と新市場創出を目指す異業種合同プロジェクトの統一名称を冠するトヨタのコンパクトセダンがWiLL Vi(ウィル ヴイアイ)。プラットフォームこそヴィッツのものだが、ボディパネルやインテリアなどはまったくの別物となる。エクステリアデザインはシンプルなパネルをシャープに組み合わせた、馬車を連想させるもの。インテリアは自動車のインテリアというよりも、なごやかなリビングのイメージを大切にし、フラットなデザインのシートはもちろん、各種素材にも気を使ったものとなっている。搭載されるエンジンは88ps/6000rpm・12.5kgm/4400rpmのVVT-i機構付き1.3L直4DOHCで、平成12年基準排出ガス25パーセント低減レベルの基準をクリア。これにロックアップ機構付きコラム式4ATが組み合わされる。サスペンションはフロント/ストラット・リヤ/トーションビーム式。グレードはモノグレード設定。これまで発売したボディカラーの中で、インターネットでのアンケートをもとに、人気の高いボディカラーを再度設定したアンコールカラーもラインアップされる。安全機構として、衝突安全ボディ、デュアルエアバッグ、フォースリミッター&プリテンショナー付きシートバルト、ブレーキアシスト、EBD付きABSを全車に標準で装備する。